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2011年6月22日水曜日

VIVA! 野菜!! ~オヤジなりに食を考える Part8~

今回は結構真面目な話だ。(ホントか?しかも今まで不真面目だったのか?)
6月8日の夜、普段通りに帰宅している途中、ふと眩暈がした。急に体に力が入らなくなり、途中駅のホームで30分ほど座っていた。というより動けなくなった。「救急車呼ぼうかな」と思ったくらいだ。その日は何とか家の最寄駅までたどり着き、タクシーで家に帰った。次の日半休し(その日で出向会社が解散するので最後の日に休む訳にはいかないと)午前中に家近くの循環器系の病院に行きレントゲンと心電図・血液検査を行った。総合病院には普通病院?からの紹介状が必要で、また普通病院?は何か異変が見つからないと紹介状を書けない。結論を言えば何か病状が異常にならないと総合病院には行けないという何ともおかしな話だとも思えるのだが、ルールなので仕方がない。結果、全てにおいて異常なし。「若干、心臓の脈が遅いかなぁ」といった程度。明らかにその日も手や頭が痺れているのに、である。それから何とかごまかしごまかし過ごしてきた。主食はソーメンやうどん、蕎麦。食欲が湧かないのだ。そして昼飯はサラダと野菜ジュース。何となく体調良くなったかな?と思っていたが、先週金曜日の午前中にどうにもならなくなり、会社の休憩室で1時間ほど寝てしまった。会社の休憩室にお世話になったのなんて初めてだ。自分の体が信じられなくなってきた。土日は何とか過ごしたが、今週月曜日に再度会社で気分が悪くなり、早退した。

「...精密検査受けようかな...CTスキャンとか」

月曜日の帰りがあまりに早かったのでさすがにカミサンも気づき、用意してくれたのが タマネギのスライス。これを醤油を少しかけて食べたら、かなり気分が良くなった。有難いなぁ。感謝。そして火曜日からリンゴジュースをガブ飲みしている。リンゴはどんな病も治すという言葉を信じて。それ以来、今でも頭がボーっとなる事はあるが以前程酷くはなくなった。僕なりに原因は思いつくものがある。

1.太り過ぎ
2.寝不足
3.間食のし過ぎ
4.運動不足
5.パソコンの見過ぎ

そして今日の昼食はこれだ。



グリルチキンのシーザーサラダ・鳥サラダ・フルーツ野菜ジュース(リンゴ入り)

どこまで野菜やねん!!!

すっかりベジタリアンになった。いっそのことダイエットも成功させよう!

今日の格言:タマネギスライスとリンゴジュース・野菜ジュースは最強だ!

2011年5月28日土曜日

見た目が大切(オヤジまたしてもカミサンに完敗) ~オヤジなりに食を考える Part7~


先日、僕が夕食を担当する事になり、「焼き鳥を作ったる!」と家族に豪語して材料を購入した。
・鳥もも肉 2枚
・鳥皮 1パック
・鳥砂肝 1パック
・焼き鳥のタレ
タレは裏の材料を見て「俺でも作れそうだな...」と思っていたが、子供がタレ好きなので、あえてその道のプロ(?)の味を使う事にした。カミサンと子供二人は毎週日曜日に吹奏楽演奏の練習に出かける。僕はその間お留守番と、たま~に夕食係を担当する。「大丈夫!大船に乗った気持ちで楽しみにしていてくれ!」と家族を見送った。

ところが、良く考えたらウチには七輪も網もない(T_T)。なので、レンジで焼く事にした。
1.鳥皮と鳥ももを小さく焼き鳥サイズに切る。
2.タレを付ける。
3.耐熱皿に並べる。
4.レンジをオーブンモードに切り替え、焼く。
それだけ。なんて簡単なのか。それを丸皿にそれなりに綺麗に並べていると家族が帰宅。ジャストタイミング♪
「ほら、焼き鳥だよ~ん。美味しそうでしょ?」
子供、反応なし。あれ?なぜなぜ?なかなか美味しく出来たつもりなのに。すると長女が一言「これ、焼き鳥じゃないじゃん。串に刺さってないよ!」

━━(゚Д゚)━( ゚Д)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(Д゚ )━(゚Д゚)━━!!!!

なにぃ!?「焼き鳥は串に刺さっているものだ」とは誰が決めたんじゃい!焼き鳥っつーのはなぁ、焼いた鳥の事なんだよ!!...なーんて大人げない事は考えず、「そうか、でも美味しいんだよ」と優しく勧めてみた。でも子供は納得せずに1切れ食べて「いらなーい。味薄いから。」

ゴ━━━━(# ゚Д゚)━━━━ルァ!!

「お前らの健康を考えているから、あえてタレを控えめに付けて焼いたんじゃい!!」なーんて怒りもせず、仕方なくカミサンと二人で食べた。

次の日、「あー、そういえばまだ鳥もも1枚と、砂肝が残っていたな。砂肝なんてどうせ子供は食べないから、帰ってから自分でフライパンで焼いて食べるか」と考えながら帰宅。するとビックリ!何と綺麗に串に刺さった焼き鳥ちゃんが食卓の上に置いてあった。しかも砂肝も鳥もも肉もまさに焼き鳥サイズに丁寧に切られていた。味付けも最高!奴(カミサン)は焼き鳥職人なのか??

・・・また負けたよ、カミサンに...完敗 orz

今回の一言: 料理は見た目である

その様子を絵で表現してみた。写真撮っておけよ、みたいな。しかし自分で言うのも何だが、脱力感満載の絵だ。まるでアメリカ・インディーレーベルのロックアーティストのCDジャケットのようだ。

追伸:
実は未だにどうやって串に刺して焼いたのかを、カミサンに聞いていない。会社でこの話を話題にしたら、会社の内務の女性(料理好きの主婦)が「きっと串を少し濡らして、グリルで焼いたんじゃない?奥さんに聞いてみなよ」と言っていた。しかしまだ聞けずにいる。この変なプライドが、きっと僕の人生をあらゆる面で阻害しているのだろう orz

2011年4月11日月曜日

鶏は偉大なり(卵の底力) ~オヤジなりに食を考える Part6~

3月24日~29日の間、毎年恒例の「カミサン実家帰省(春休み編)」があり、その間僕は1人暮らしだった。1人の時は極力自炊するようにしている。その時の話。
今回は、食料の買い置きが殆ど無かった。あるのはお米と冷凍のパン・そして卵。初日はその状況を知らずに帰宅し、冷蔵庫を見て「あちゃ~*_*」。しかし気を取り直してチャーハンを作った。

1.茶碗3杯分くらいのご飯の上に卵を割って、軽く混ぜる。(卵2個)
2.フライパンに油を敷き、1.を入れて炒める。
3.塩・しょうゆ・日本酒を適量かける。
「胡椒ちゃ~ん♪どこあるの?」なんて気持ち悪く歌いながら探していたら、何と切らしていた(泣)。仕方なく少しあったカレー粉を入れて再度炒める。
4.おしまい!

これをチャーハンと呼んで、中国人は許してくれるのだろうか?しかし炒飯という漢字から考えればそのままだ。うん!チャーハンだ。しかも意外に美味かったりする。おお!新しい発見だ!(大袈裟)

 今回の格言
 「チャーハンに具は要らない。卵があれば十分だ。」


これを陳健一に伝えたい。きっと鼻で笑われるであろう。

2011年1月27日木曜日

娘とカレーを作った ~オヤジなりに食を考える Part5~

今年に入って、これで3回目の投稿。今月はせめてあと1投稿くらいはしたい。...でも正直あまり文面に落とせる程に頭の中が整理されてないんだよなぁ。うーん、ブログを少々堅苦しく考え始めてしまっているのだろうか?
23日の日曜日、久しぶりに娘と2人きりで家にいる事になった。夕方4時~8時くらいの間だった。そこで娘が学校の担任の先生から教わって何度か作ってくれたカレーを、初めて一緒に作ってみた。
レシピは、
1.野菜(タマネギ、ニンジン、カボチャ、ジャガイモ)を適量切る。
2.まずは1.の材料を炒める。
3.色が着いたら、市販のカレールー(今回は甘口と中辛を半々)を入れて再度炒める。
4.ある程度炒めてカレールーが野菜にからんだら、水を入れてシーチキン(缶詰)を一緒に入れる。
5.20分程煮込んだら、ジャガイモを2個、今度は擦って入れる。そしてまた煮込む。

この工程を、お互い変わりバンコで行った。まだまだ小さな娘(7歳)が、小さな手で野菜を切ったり鍋で炒めたりする姿を見るのは楽しい。また「じゃあこれはパパがやるよ」「じゃあ次は○○(娘)がやる~」なんて会話をするのが本当に楽しい。ウチの娘は4歳位までは本当にママっ子で僕にはあまり懐いていなかったから余計に楽しいのだ。
ジャガイモを後で擦りいれたから、ちょっと長く煮込もうと思ったのだが、かなり長く煮込んでしまったのか、野菜はニンジン以外は殆ど溶けて形がなくなっていた。「パパぁ、煮込み過ぎだよ(*_*)」「す、すまんorz」食べてみて「うーん、いつもより美味しくない。ジャガイモ入れ過ぎちゃったかなぁ」と娘。いやいや何の何の、お世辞抜きにと~っても美味しかったです。こんな料理を食べられるなんて、僕には最高のグルメなひと時だった。本当に心の底からそう思った。

2010年12月31日金曜日

調味料なんていらない? ~オヤジなりに食を考える Part4~

今日、幾つ投稿してんだよww
つい先程、朝食をとりました。今日のメニューは「鳥もも肉焼き」である。一人だと自由なメニューを楽しめて、ある意味快適だ。(ちなみにカミサンは子供を連れて実家に帰省している。しかし「もう一緒にアナタとは住めません!子供と実家に帰らせていただきます!」というわけではない。単なる帰省だ。)
鳥もも肉焼きの作り方は簡単だ。鳥もも肉をフライパンに乗せ、両面強火で焼いた後に日本酒をかけ、弱火でじっくり焼き上げる。以上。・・・何て簡単なの??
そのまま食べても十分美味しいが(もともと鶏肉大好きなので)ほんの少しだけウスターソースをかけても美味。一度お試しあれ~♪(誰に言っているのか?)

・・・ね?調味料なんて要らないでしょ?・・・(だから誰に言っているのか?)

ちなみにご飯を炊いていなかったので、代わりに『赤いきつね』を食す。化学調味料満載...意味ないじゃんT_T

2010年12月7日火曜日

オヤジ、コンソメに完敗 ~オヤジなりに食を考える Part3~

今日、WikiLeaksの創始者 ジュリアン・アサンジ氏がイギリスで逮捕された。明らかに恣意的なこの逮捕は、世界を裏で支配する権力者は不正義である事をあらためて証明した。ちなみに、今日歌舞伎役者の海老蔵君が不祥事のお詫び記者会見を開いた。これはどうでもいい事だ。

・・・こんな世界的に重要な日に、こんな投稿をする自分が好きだ・・・

2日前の日曜日、僕はまたまた料理の腕を振るった。(というか、無理矢理作らせてもらった)妻と娘は出かけており、僕と息子の2人で過していた日だった。「よし、今日はポトフを作ろう。」ポトフは調味料を殆ど使用しないでも出来る料理だ。肉を香草(今回はパセリ)で煮込み、その後にキャベツ・ジャガイモ・人参・玉ねぎを入れ、グツグツ煮込む。味付けは塩コショウをほんの少々のみ。
味見した。「うーん、イマイチ味がしないなぁ。」肉は牛脛肉・鳥の手羽先を使用したので、確かにあまり旨味は出ない。そこで冷蔵庫にあったハムを少し切って入れてみた。時間を置いて、味見。「..味が薄い...」調味料を入れずに作る事を目標にしていたので悩んだが、仕方なくブイヨンを1個だけ入れた。
出来上がりを息子と2人で食べる。「おいしい?」息子に聞いた。息子は無言でニヤリ。そして頷いた。これは、息子なりの気遣いだとすぐに感じた。本当に美味しいと思っている時は、聞かなくても「美味しいよ~!」と言う事はよく知っている。「そうか....」でも自分ではそこそこ美味しいと思いながら食べていた。
妻と娘が帰ってきた。妻はすぐに飲み会に出かけた。僕は娘にポトフをついであげた。娘は一口食べるとあっさり「美味しくなーい。いらなーい。」何とまぁクルーン並みの剛速球な答えだろうか
T_T。(でもそういう所は僕に似ているので文句を言うつもりもサラサラないのだが)冷蔵庫に買いだめしておいたミニハンバーグを焼いてあげた。実に美味しそうに食べる。一口食べさせてもらって『こんな化学調味料の味そのもののハンバーグに、俺のポトフは負けるのか...』と少しセンチメンタルな気持ちになった。(自分で書いていて気持ち悪い)
次の日の朝(月曜日)、妻が食べながら話をし始めた。
「ねぇ、このポトフに幾らかかったの?」(妻)
「1500円位かな。」(僕)
「...高!ねぇ、調味料何か入れたの?」(妻)
「いや。塩コショウ位だね。」(僕)
「...ねぇ、○○(娘)は食べなかったでしょ。」(妻)
「うん!!」(僕)
「そりゃこんなに薄味だったら食べないよ(笑)ねぇ、味付けしていいかな?何を入れたらいいと思う?」(妻)
「レシピにはカレーとかトマトを入れてもいいって書いてあったよ」(僕)
「...ふーん、分かった!」(妻)
その日の深夜、帰ってきて鍋の中を見ると、見事なトマトベースのポトフが出来上がっていた。早速一口。!!!悔しいが、メチャメチャ美味い!!!でもトマトだけではないな、入れたものは。。。。
次の日の朝、妻に「凄く美味しかったよ。トマトは便利でいいよね。他に何入れたの?」と聞いてみた。
妻はニコッとして「コンソメ2個だよ~ん♪」「あれ~っ!?コンソメ嫌いっていつも言っているじゃん」「あはは。パパの作るコンソメ料理は、コンソメスープとか、味がコンソメだけだから嫌いなのよ。こうやってトマトとか他の物と一緒にコンソメを使うのは全然嫌いじゃないよー♪」そうなんだ。結婚してかれこれ8年以上になるが初めて聞いた。はよ言えっちゅうの。でもそんな事はどうでもいいのだ。前日の夜に美味しいと感じた正体はコンソメだったのだ。食材だけの自然の味が、コンソメに負けた。悔しいが、今回は負けを認めよう。でもオヤジの食に対する挑戦(脱!化学調味料)はこれからも続くのであった。おしまい。

2010年11月23日火曜日

水の力 ~オヤジなりに食を考えるPart2~

先週の木曜日の夜、娘から僕の携帯に電話がかかってきた。
「どうしたの?」「パパ、蒸す器械を買っていい?」「蒸す器械?蒸すんだったら、器械じゃなくてもいいじゃん」娘は学校から、家で芋パンケーキを作りなさい、という宿題を与えられたらしい。そのパンケーキを作るために蒸し器を買おうとしていたら、たまたま電気店で『ティファール・スチームクッカー』を見たらしく、それが欲しくなったらしいのだ。とりあえず僕も見たいので、考えさせてとその場では電話を切り、土曜日に娘と見に行った。100種類のレシピ付でいろいろ使い勝手もよさそうなので、価格的にもそれほど高価ではないので(僕は7980円で購入)即購入して、早速娘と芋パンケーキを作った。いやぁ、楽しい。透明で中で蒸される状態が見れる事が実に楽しいのだ。日曜日の夜は妻の吹奏楽練習に子供達が付いて行ったので、僕がその日の夕飯を作った。『白菜と豚肉の蒸し物』だ。作り方はいたって簡単。白菜を1/4に切り、その葉の間に塩コショウした豚バラ肉を千切りの生姜と一緒に挟み、だし汁で1時間蒸す。これだけ。でもメチャメチャ旨い!!鍋と同じなのだが、具財の自然なダシが水分と熱により染み渡り、素晴らしく柔らかい食感と旨みのハーモニーをなすのだ。調味料といえばだし汁(今回は中華料理用のウェイパーを使用)くらいだが、これも要らないのではないかと感じた。蒸す力・水の力がなす仕事の素晴らしさを改めて感じた次第だ。これははまりそうだな(笑)。う~ん、調味料に依存しない食の楽しさ、病み付きになりそうである。おしまい♪

2010年10月19日火曜日

オヤジなりに食を考える Part1

2週間ぶりの投稿になった。何だかうまく頭がまとまらなくて、なんて言い訳をしてみる。
40歳を過ぎ自分の体をいたわる面でも、食の事を少し真面目に考えて行きたいと思うようになった。
僕が食について考えるまず最初は、妻の実家でとれる農作物を口にした事がきっかけだった。売り物にしている梨は、それまで自分が抱いてきた梨の概念を覆すほど美味しかった。また趣味で作っている無農薬野菜は、スーパーでは見かけないほどに健康に育っており(葉付が良い白菜・大きなニンジン・ジャガイモ・ブロッコリーなど)趣味で作っている事がもったいないほど美味しい。「今まで食べてきたものは何だったんだ?」と大袈裟でなく衝撃を受けたものだった。
次に僕が食について考えさせられたのは、自分でミートソースを作った時だった。ミートソースはレシピもいろいろとあるだろうが、僕が実際に作る方法は
1.セロリ・玉ねぎ・ニンジン・パセリなどの野菜をみじん切りにする。
2.挽肉と混ぜて炒める。
3.トマト・赤ワイン・ハーブを入れて煮込む。
4.最後に塩を一つまみ。
これだけだ。調味料は塩のみ。しかし実に美味しい。実際に作ってみると実感します。僕は学生時代に中華料理店でバイトしていた関係もあり、そこそこに料理はできる(つもり)のだが、このミートソースを作ってみて「調味料って何なの?」と思ったものだ。料理って奥が深いですよ。この経験以来、外食があまり好きではなくなってしまった。家で作って食べた方がよっぽど美味しい。妻も料理はかなり上手いので、食に関しては僕はかなり恵まれている人間だと思っている。
でも、今回書きたい本題はこんな事ではない。僕は今マンション暮らしで庭もなく、食に関して当然自給自足ではやっていけないし、また妻の実家などから戴く食材だけでもやっていけない。なのでスーパーなどで購入する事になる。しかし、その購入する食材に問題があり、しかもそんな事を知らずに前に書いたように料理して「健康的だなぁ」なんて能天気に自己満足していたとしたら、恐くないかい?という事が本題だ。
少し前に自分が築地市場移転問題についてTwitterで発言したら、ある方と論議になった。曰く「現場を知らないですよね?騙されてませんか?」と。築地市場移転に関しては、Twitterやブログなどで詳しく調査している方もおり、また自分もデパートでの蔵出し経験があり、運送会社の倉庫の実態なども結構知っているつもりなので市場の現場もぼんやりとしたイメージはあった。また農家の問題(流通業者の価格叩きによる原価割れ)や自分の知り合いが経験している中小企業へのいじめなども多少なりとも知っているつもりなので、築地移転に関しての衛生面以外の様々な問題もあるのだろうと予想している。しかし、今回のTwitterでの議論はあくまでも”豊洲の衛生”が論議の対象であり、また自分も実際の市場を見た事はないので、想像で語る自分を反省し、知人(築地市場で勤務経験あり)に聞く事にした。その日の帰宅時に本当に偶然その知り合いにたまたま出会い、質問してみた。「実は築地市場の移転に関してちょっと興味がありまして。移転先の豊洲が衛生面で問題があると聞きました。埼玉に住んでいる自分としては、魚介類はスーパーなどに頼らざるを得ないので困るのですが、ある方から「発泡スチロールで取引するから大丈夫」って言われたんです。勤務経験者としてどう思います?」僕が聞いた内容はこんな感じ。まぁ、出るわ出るわ、40分ほど彼は滔々と語ってくれた。衛生面・政治的背景・市場には業者以外に観光客を相手にしている商売人がいる事・などなど。それらはほとんどが予想していた事だったので、多少の驚きはあったにせよ、想像の範疇内だった。しかし彼が言った一言がとても恐かった。
「...でも、僕は正直言って築地でも豊洲でもそんなに違いはないと思いますよ。だって食材そのものの問題の方が大きいですから。」...えっ??
彼が問題定義していたのは、農作物の農薬と魚の養殖の方法だった。でも具体的には教えてくれなかったが。時間も深夜だった事もあって。
「だって不思議じゃないですか?毎年同じくらいの農作物が採れるんですよ。特に米なんて自給率ほぼ100%ですよね?農薬が使われないかぎり、そんなに安定して収穫できないでしょ。」
「きゅうりは無農薬で普通に作れば曲がるし粉もふきますよ。それを「これは病気だ!」なんていう都会の人間がいるから、農家は見た目を重視するために農薬を使わざるを得ないんですよ。消費者の責任は大きいですよ。」
「アトピーや花粉症って、僕は農薬や化学調味料がかなり原因していると思いますよ。○○さん(僕の事)から戴くキムチ、美味しいですよね。あれは韓国の味を出そうとして化学調味料を抑えたり白菜に拘ったりしているはずですよ。だって市販のものと全然味が違いますもん。変に舌がピリピリしない。」
彼とはまた会って話を聞く事を約束し、その場は別れた。僕は僕なりに農薬の問題などを調べてみたのだが、そこまで問題視している文献にはまだ出会っていない。しかし、知り合いの彼は勤務経験上、かなりの知識は持っていると思うので、このモヤモヤは調査してみたいのだ。
なんか随分真面目に書き込んだな。僕らしくもない(笑)。