2011年3月9日水曜日
生きのびろ! ~力強く生きるためのバイブル~
今日は3月9日。もう今年になってから2か月を過ぎている。しかし僕にはその実感がない。この2か月はあっという間だった。そして今年に入ってからまだ3冊しか本を読んでいません(-_-)。
今日はその中で一番気に入った本の事を書きたい。この本は自宅近くの市立図書館で偶然見つけたもので、腰痛で休んでいた時を利用して(orz)1日で読破した。その位面白かった。雨宮処凛さんの「生きのびろ!」である。
この本は雨宮さんが「生きる力が物凄い!」と感じている彼女の同世代(30代のロスジェネ世代)を中心にした8つのインタビューをメインに書いてある本で、その人達が強者ぞろいなのだ。
1.園子温
強引に人や世の中を巻き込みまくるデタラメな生き方の映画監督
2.いちむらみさこ 物々交換で公園にテントで暮らす女芸術家。月収約2万円。
3.パク・ドヨン 類い稀なるDIY精神により自分の家を建て、飛行機まで作ろうとする韓国のアクティビスト。年収約10万円。
4.坂口恭平 ホームレスに生活の極意を学ぶ建築家。
5.藤野英明 恋人の自殺から政治を変える決心をし、コネも金も全くない状態から立候補して当選を果たした市議会議員。
6.王城ユニオン 働いていた上野のサウナを「閉鎖する」と言われ、自主営業を始めてしまった従業員たち。
7.伊藤剛 渋谷という街全体を「キャンパス」にしたシブヤ大学を作り、若者に時代を問う起業家。
8.中下大樹 引き取り手のない貧しい人の遺骨を預かり、身寄りのない人の葬儀を手掛け、時に自殺現場に駆けつける僧侶。
僕は読んでいて本当に勇気づけられた。自分なんてまだまだ青い。守られている。贅沢だ。彼らは資本主義がもたらす不幸や不条理と闘いながら、活き活きと人生を歩んでいる。この本は借り物なのでいづれ返さなければいけないが、僕のバイブルになりそうな本だ。疲れた時に活を入れてくれる本を見つけたよ。やっぱり購入だな。雨宮処凛さん、ありがとう!
なお、今年に入って読んだ残りの2冊は以下の通り。これらもとても素晴らしく面白かった。でもどっぷり奥深いので時間がかかったけど。
■沖縄の真実 ヤマトの欺瞞 宮台真司・神保哲夫
■日本の独立 植草一秀
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿