2011年3月1日火曜日
増税vs減税の対立軸は正しいのか?
高江ヘリパット工事、上関原発工事、TPP、検察・警察・裁判所の不正義...実は日本って凄い国だったのね...なんて改めて考える今日この頃。こりゃあ小沢派だの反小沢だのと騒いでいる場合じゃないよ、真面目な話。何なのだ、この権力の腐敗ぶりは。
という事で、今日はヘロヘロに不甲斐くインチキ極まりない民主党菅政権と、「減税日本」なんちゃって名古屋や愛知から浮かび上がってきた河村・大村の村々コンビの対立論について語ってみたい。僕は増税許容派。子供手当だって経済的に苦しい状況の子供達を思えば年収制限かけてもらって全然構わない。そんなマニフェスト違反なんてOK牧場だ。何故って?そりゃ、税金の使い方の無駄なんて誰の目にも明明白白ではあるにも関わらず、全く世の中が浄化されない事を見せつけられると「よほど権力側が脈々と築いてきた巨悪の壁は強大なのだな」と、早々には解決できないように思えるからだ。なので「税金=富の再配分」と考える僕としては、公の財<民間の財である以上、「民間の金持ちから増税して極力一般市民に直接交付する」という事が重要だという考えに行きつくのである。だから「減税日本」なんてありえないんだよなぁ。(ちなみに僕は河村氏は民主党時代から好きだ。大村氏はよくわからんが...)
そもそも河村・大村氏のしようとしている事は「節税」だと思うのだ。これならいいですよ。財政再建に余剰金を使えばいいじゃない。でもね、余剰金が出たからその分税金を安くしようなんて考えでは財政赤字は改善されないよ?どうなの?富の再配分も行われないよ?ねぇ、どうするのよ?それなら結局金持ちは金持ち・貧乏人は貧乏人として固定化され、何も変わらないじゃないか!今Yahooニュースを観たら、減税日本の擁立候補者は100人を超える勢いなんだそうな。大丈夫かよ日本!?
それに対抗するヘロヘロ民主党菅政権は「国民生活第一?やーめた!」とばかりに消費税増税をちらつかせ内部留保に溢れる大企業を法人税減税で守り、そればかりか「マニフェストは極一部の人間が作成した」「子供手当2万6千円には正直驚いた」など、普通の一般ビジネスマンはとても口にできないような屁理屈で小沢氏に責任をおっかぶせようとする始末。あきれてモノも言えません。僕は岡田さんにはまだほんの少しの期待があるのだが(甘いかなぁ)、他は...。まずもって何故貧乏人や零細企業に増税をしようとするのだろう?(消費税の事ね)倫理的観点はさておき、経済学的にもリーマンショックや構造改革での格差拡大に対する反省がまるでない。ビッグマネーが一部に滞留すると、利率を稼ぐために投機など下らない行為が行われ、結局は皆が身を滅ぼすだけなのに。ホントにバカ。同一労働同一賃金・ワークシェアリング・起業で失敗してもやり直しができる最低のセーフティネット・若者や失業者への雇用確保。これらはどこ行っちゃったのか?僕は北辰会の行為(衆議院予算採決に欠席)はあるまじきと思うが、彼らの行為に及ぶ気持ちはよく理解できます。彼らのほうがよっぽど国民思いだよ。
。。。でもね、実は今回の予算で地方交付税は大きく増額され、所得税もうっすらではあるが高額所得者が増税されている。やはり表に出て来ない形で頑張っていると思うんだよね。誰が頑張っているんだか分からないけど。先日NHKの日曜討論観たけど、野党はロクなのいなかったぞよ!あんな野党の体たらくぶりを見ると今の与党の方がまだマシなのかと思うわけだ。低レベルだけど。でもそれが日本の事実だし、我々国民がもっと自立して少しでも政治参加を行っていかないと、本当にこの国はダメになる。僕も仕事だけに埋没せず、一国民として自立するように情報収集や学習を行わなければいけないな、と思う今日この頃でした。
最後に「やみくもな増税も減税もダメ。節税と、富の再配分の為の税金確保!」おしまい。
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