この話、また後日ゆっくりと(というより、何度かに分けて)書きたいと思うんだけど、あまりに腹立たしいので今日は考えもまとまらないまま書くことにした。
一言で言えば、「野田政権って一体何なんだぁ!?」という事。
僕は昨年の3.11以降、東日本の震災復旧・復興や、福島原発の収束作業など、とても政治家だけでは治め切れない状況にある事は理解しているつもりだし、野田政権に対しては批判めいた事を言わずに応援しようと決めていたのだ。今もそのつもりです。野田総理は悪い人ではないという噂だし(実際そうだと思う)、政治家は政治家で真面目に諸問題に取り組んでいる事なのでしょう。
しかし、これは一体何なのよ?
1.大飯原発再稼働を表明
関西で電気が足りない心配もわかる。そんなにはっきりとした電力供給量も現場からは言えないのも本当らしい。しかしね、じゃあ電力供給量を増やす努力はしてきたの?企業の余剰電力を買い取る事も消極的だし、むしろ阻害してきたじゃない。中国電力は電力あまりだそうなのでその余剰をもらう事も考えられるし、東京電力なんか去年あれだけ足りない足りないと騒いでいながら今年は余るそうです。なんじゃそりゃ?ま、そういう事も思えば、関西の電力不足も眉唾だと思われて致し方ないんじゃないの?何だか結局は経団連と連合がギャーギャー言っているらしいしね。それに電力会社の負債(原発は稼働しなければ大きな負債になる)の対策が取れないってことでしょ?じゃあ素直にそう言えばいいじゃない。「金の話です」と。それを「経済が圧迫する」だの「日本には安定したエネルギーが必要だ」だの、よくわからない理屈をこねる。
「社会保障や東日本復旧・原発復旧・東電救済などで、税金が不足しています。ここは増税をお願いし、日本の苦境を乗り越えたい。また特別会計も見直し、税金の使途を今まで以上に明確にする。なので増税をお願いしたい。」
こういう形ではっきり言えばいいんだ。この説得の努力が欠けているんだよ!
2.税と社会保障の一体改革という名の消費税のみ増税
消費税は着々と増税に向かっている。しかも、党内の反対の声が多いのにそれを無視するかのような強引さ。しかも、密室での「3党合意」なんだそうな。(自民党+公明党+民主党)さらには、法案の「消費税等」の「等」を取り除き、「消費税」のみ増税だそうですわ。アホか!!消費税は貧しい人や価格に転嫁できない中小企業を直撃するんだよ!弱いものいじめして心が痛まないのかね?消費税の前に所得税や法人税の累進課税率を上げろって。他にもあるじゃないか。宗教法人税・嗜好税・相続税などなど。結局は、財務省への媚売りで勝ち馬に乗る気持ちや、経団連・連合などへの票田欲しさなのかね?
何かさもしい気持ちになるよ。ある意味同情する。というか情けない。
僕が期待した政権交代は、うまくいくいかないはともかく、「日本の諸問題を解決すべく切磋琢磨する」姿勢だったんだけどね。
でも今はそういう裏事情がいろいろな形で(雑誌・Twitter・ブログ・数少ない良心的な報道)透けて見えるので、僕らも政治に持つ事が出来る。強い意見も言える。これがもっと広がってほしいね。そうすれば、政治家は票田欲しさに良心的に行動せざるを得なくなるからだ。
政治の混乱は、我々一人一人次第で変わると思いたいね。あきらめちゃいけない。
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