Twitterの投稿でのリンクから、JBPressのある記事を見る事ができた。
『災害派遣 現場自衛官から上がる悲痛な声』
読んでいて心苦しくなった。震災が起きてから、現地での救助・物資輸送・復旧作業に全力を挙げる自衛隊の方々や、福島原発の復旧作業を体を張って行っている作業員の方々には本当に頭が下がる思いです。言葉すら出て来ない。ただ「体を壊さぬように。そしてお願いします。」という気持ちのみ。このような過酷な作業を行っている方々がいるからこそ我々の生活が成り立つのだ、という事を改めて感じ得る。
本当に多くの義援金や物資も、国内外から届いているようだ。また自発的に被災地への支援行動を起こす人達やNPOの方々の話も聞いている。芸能人も数多く被災地に行って援助しているようだ。僕の義兄も、以前お世話になったという事で、長野から仙台方面まで車で2往復して灯油などを届けたと言っていた。3月に行ったNPOではガス会社の1社員が仕事で使うトラックに支援物資(食料・生活用品・水・医薬品など)を目いっぱい積んで、特にあてもなく福島の原発避難地域に向かって突っ込んでいった。聞くと「小さな子供がいる(1歳)ので、被災地の子供の事を思うといてもたってもいられない。」と言っていた。だから行くんだ、と。僕はトラックに一緒に荷物を積み込みながら本当に彼の事を誇らしく思った。「気を付けて!」と言うと「行ってきまーす」と大きな声をトラックの中から出していた。素晴らしい行動力。「人間力」ってこういうものなのでしょうね。それから比べれば僕なんてちっぽけな存在だ。何もしていないのだから。
一昨日・昨日と、「菅総理記者会見」「東京電力 清水社長記者会見」を観た。僕は御二方とも丁寧な受け答えをしていたと思います。今までの対応が本当に適切だったのか?という事も今は考えないようにしようと思う。それ位にみんな一生懸命やっているのだ。今後の見通しスケジュールなど、殆ど想定外な事象が起こっていて何とか処理しようとしている現状では言えないだろう。とにかく目の前の事を対処するしかないのだから。ジャーナリストの方々の中にはシビアな質問を投げかける方々もいた。「気持ちは分かるが、今聞くべき質問でもない内容もあるなぁ」と思いながら聴いていた。でも彼らは報道という仕事で必要だから質問をしている訳で、我々一般人は、その彼らに同調して評論家めいた事を言っても何もならないと思う。どんな些細な事でも、今を改善する行動や思考・提案など、みんなでするべきじゃないのかな、と。ただ一つだけ東電社長も菅総理も今後の原発について「発電所の再点検」は言っていたが「他の発電方法への置き換え」に関して言明しなかった事は残念でしたけどね。彼らは権限もあるわけだし、今の福島の状況を思えば「原発は無くす方向で」と強く言うべきだったのではないでしょうか?今言わなければまたこの議論は振り出しに戻りそうな気がするのだ。
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