2010年12月31日金曜日

フリージャーナリストを応援したい

すんごい久しぶりのブログなんですが...
今年はいろいろ新しい事を学んだ1年でした。政治家は実は然したる権力を保持していない事、Twitterという受信・発信の素晴らしいツールを知った事、そして何よりも世の中にはTV・新聞の他に、ブログ・書物・ネットでの素晴らしいフリージャーナリズムが存在していると知った事である。
世の中にはTVや新聞で表す事はない事実がある事は、何年か前から知っていたが、それは1部趣味的な、何とも親切なブロガーの方だけだと思っていたが、昨年普天間問題でネット検索していて偶然知った「きっこのブログ」が、更に僕がフリージャーナリズムを知る大きなきっかけとなった。
ざっと挙げて(敬称略)、The Journal、天木直人、田中宇、神保哲夫、宮台真司、上杉隆、岩上安身、田中龍作、青木理、寺澤有、副島隆彦、植草一秀...。そしてきっこやRollingBeanなどに代表される優秀なブロガー達。全部読みきれない、見切れない位。また、Twitterでの新しい情報も収集できる。本当に新聞やTVを見なくなった。(といっても、根っからのTV人間だった僕は新聞・TVを完全否定するわけではないが)
これだけの優秀な情報を見るだけでも、一つわかったことがある。それは「情報は全て鵜呑みにしてはいけない」という事である。事実はどこまでか、事実に基づく情報分析はどこまでか、また感想はどこまでか、そして重要なのは「自分はどう感じるか」である。僕を学びの世界に引きずり込んでくれた事を大いに感謝したい。
先日ニコニコ生放送で、田原総一郎(なんだかんだ言ってこの人の番組観るんだけど)司会の「2010年こんなジャーナリズムで大丈夫か?」という番組を行っていた。そこで青木理さんがこんなニュアンスの重要な発言をしていた。「取材には時間やお金がかかる。しかもその記事が一般受けしない事もある。なんだかんだ言って最後に生き詰まるのはお金の問題なんだ」。これはとても重要なポイントだ。特に青木さんのように警察・刑務所など、かなり暗部に入り込んだ、あまり人が寄り付かない、しかし重要な記事にはあまりお金が流れない。ジャーナリズムに限らない『仕事内容による収入の差異』の問題だ。このような理由で、手間のかかる行為を放棄し人受けが良さそうな報道に流れていく事は日本にとって損失ではないかと思う。日本にある有益なジャーナリズムを知らしめたり、金銭的なハブになれないか?というテーマを、来年真剣に考えたい。

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