今日、WikiLeaksの創始者 ジュリアン・アサンジ氏がイギリスで逮捕された。明らかに恣意的なこの逮捕は、世界を裏で支配する権力者は不正義である事をあらためて証明した。ちなみに、今日歌舞伎役者の海老蔵君が不祥事のお詫び記者会見を開いた。これはどうでもいい事だ。
・・・こんな世界的に重要な日に、こんな投稿をする自分が好きだ・・・
2日前の日曜日、僕はまたまた料理の腕を振るった。(というか、無理矢理作らせてもらった)妻と娘は出かけており、僕と息子の2人で過していた日だった。「よし、今日はポトフを作ろう。」ポトフは調味料を殆ど使用しないでも出来る料理だ。肉を香草(今回はパセリ)で煮込み、その後にキャベツ・ジャガイモ・人参・玉ねぎを入れ、グツグツ煮込む。味付けは塩コショウをほんの少々のみ。
味見した。「うーん、イマイチ味がしないなぁ。」肉は牛脛肉・鳥の手羽先を使用したので、確かにあまり旨味は出ない。そこで冷蔵庫にあったハムを少し切って入れてみた。時間を置いて、味見。「..味が薄い...」調味料を入れずに作る事を目標にしていたので悩んだが、仕方なくブイヨンを1個だけ入れた。
出来上がりを息子と2人で食べる。「おいしい?」息子に聞いた。息子は無言でニヤリ。そして頷いた。これは、息子なりの気遣いだとすぐに感じた。本当に美味しいと思っている時は、聞かなくても「美味しいよ~!」と言う事はよく知っている。「そうか....」でも自分ではそこそこ美味しいと思いながら食べていた。
妻と娘が帰ってきた。妻はすぐに飲み会に出かけた。僕は娘にポトフをついであげた。娘は一口食べるとあっさり「美味しくなーい。いらなーい。」何とまぁクルーン並みの剛速球な答えだろうか
T_T。(でもそういう所は僕に似ているので文句を言うつもりもサラサラないのだが)冷蔵庫に買いだめしておいたミニハンバーグを焼いてあげた。実に美味しそうに食べる。一口食べさせてもらって『こんな化学調味料の味そのもののハンバーグに、俺のポトフは負けるのか...』と少しセンチメンタルな気持ちになった。(自分で書いていて気持ち悪い)
次の日の朝(月曜日)、妻が食べながら話をし始めた。
「ねぇ、このポトフに幾らかかったの?」(妻)
「1500円位かな。」(僕)
「...高!ねぇ、調味料何か入れたの?」(妻)
「いや。塩コショウ位だね。」(僕)
「...ねぇ、○○(娘)は食べなかったでしょ。」(妻)
「うん!!」(僕)
「そりゃこんなに薄味だったら食べないよ(笑)ねぇ、味付けしていいかな?何を入れたらいいと思う?」(妻)
「レシピにはカレーとかトマトを入れてもいいって書いてあったよ」(僕)
「...ふーん、分かった!」(妻)
その日の深夜、帰ってきて鍋の中を見ると、見事なトマトベースのポトフが出来上がっていた。早速一口。!!!悔しいが、メチャメチャ美味い!!!でもトマトだけではないな、入れたものは。。。。
次の日の朝、妻に「凄く美味しかったよ。トマトは便利でいいよね。他に何入れたの?」と聞いてみた。
妻はニコッとして「コンソメ2個だよ~ん♪」「あれ~っ!?コンソメ嫌いっていつも言っているじゃん」「あはは。パパの作るコンソメ料理は、コンソメスープとか、味がコンソメだけだから嫌いなのよ。こうやってトマトとか他の物と一緒にコンソメを使うのは全然嫌いじゃないよー♪」そうなんだ。結婚してかれこれ8年以上になるが初めて聞いた。はよ言えっちゅうの。でもそんな事はどうでもいいのだ。前日の夜に美味しいと感じた正体はコンソメだったのだ。食材だけの自然の味が、コンソメに負けた。悔しいが、今回は負けを認めよう。でもオヤジの食に対する挑戦(脱!化学調味料)はこれからも続くのであった。おしまい。
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