実は、僕は3年前にもほんの少しだけブログを書いていた。今読み返すと、何とも幼い文章を書いていたものだと思う。あっと、今も変わらないか。
そんな過去の投稿に、こんなものがあった。文章表現方法はともかく、今も当時の思いと変わらない。というより、もっと「進化の度合いを下げようぜ!!」と思っている。「進化」というより世間一般でいう「効率化」への反発なのかもしれない。
先日、ウチの社長おすすめの本が回覧されたので、2日ほどで読んだ。よくいう「マネージャー論」の本とでも言おうか。読んでみると中には頷ける部分も当然ながら多く、「ふむふむ」と読んでいた。実は僕はかなりの精神論者だと自負している。基本的に人間は気合で何とかなると考えている。出来なくても時間と気合と論理思考で何とか乗り越えられると思っている。なので仕事に関しても別段残業にも苦はなく、最近は少なくなったが以前は事務所で一晩明かすなんてよくある事だった。自分用の毛布もあったし(事務所移転で捨てたけど)今でも寝袋がある。シャワーがあれば、平日は会社に住んでも構わない位に思っている。しかし、だ。大抵こういう本は「右肩上がりの業績を目指す」なんて始まって「効率化」「器械化」「コスト削減」により、短時間での「効率的生産」による利潤を目指すのだ、なんてくくりだ。
ならば言いたい。その結果どうだというんだ?「農作物・食品を大量生産する事での大量廃棄」「地デジ化によるブラウン管テレビの大量廃棄」「ただ刷っただけでは?と勘ぐってしまうような本の売り上げ数の広告」「エコポイントによる買い替えでの家電製品・自動車の大量廃棄」「アーティスト・作家が可哀そうな位にすぐレンタルされてしまうCDやDVD」などなど。まるで物がTwitterのTL(タイムライン)のように流れ飛んでは消えていく。昨年までTVで見かけたお笑い芸人も、気のせいか最近はあまりTVで見かけなくなったような(トーク番組に登場するようになったのか?)。そりゃあそうだよ。イカサマチックで架空な「視聴率」なんて数字のために毎日毎週のように出演していたらネタも切れるって(笑)。そうやって有能なアーティストが何人も消えていったような気がするのは僕だけだろうか?
僕は、企業努力は当然だと思うが、努力する方向は「短期間での効率的大量生産」ではなく「多少長期に渡っても、あるいは非効率的でも品質の良い物の生産」を目指すべきだと思うのだ。何故フランスのワインはあんなに高く売れ、何故イタリアのブランド品はあんなに美しいのかをよく研究すべきだ。エンドユーザーに本当に愛用されるものを作らないと、いつまでも大量廃棄の罰当たりな日々を過ごす事から抜けられないのではないかと心配になる。日本は海外から「長年の努力によって富が多く豊かなはずなのに、その豊かな富で無駄に大量生産し大量廃棄する愚かな国」と軽蔑されている事を思い知るべきだ。...な~んて残業しながら書いてみましたっと♪
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