ここ最近あまり名前を聞く事がない銀杏BOYZの事について書いてみたいと思います。僕がこのバンドを知ったのは、確か2005年の初旬だったと思います。その3か月くらい前に、コンビニでなかなか生きのいいロックバンドの曲が流れてきたのを聴いて「お!日本のロックも捨てたもんではないぞ」と興味を持ち、そのアーティストを探す事を始めたのです。(曲の印象もおぼろげなのですが、きっとサンボマスターの「美しい人間の日々」だと思うんだけど^^;)最初にアジアンカンフージェネレーション・次にサンボマスターを見つけて視聴しながら「おお、いいじゃん!」と聴き入り、最後に銀杏BOYZの『DOOR』を視聴したのです。3曲目まで聴いて「..こりゃあ今の俺(当時39歳)にはついていけない世界だ..」とぐったりしていたのですが、何故か聴く事をやめませんでした。何故なら僕は学生時代から「スターリン」とか「アナーキー」などというパンクバンドも愛聴しており、年齢的についていけない世界ながらも実は割と嫌いじゃない曲風だったので。(でもこの開始3曲はかなりドロドロしてるけど)で、4曲目がダメなら聴くのをやめようと思っていたら『援助交際』(まずいタイトルだよなぁ)を聴き「あっいいじゃん!歌詞は問題ありだけど」と一気に好評価になったのでした。隣に『君と僕の第3次世界大戦的恋愛革命』が置いてあったので、店のお勧め曲『BabyBaby』を聴き、このバンドがすっかり好きになりました。でも小さな子供を持つ僕としては、家では中々聴けない歌詞内容なので(^^;)買う事はためらったのですが、3日後には買っていました。ははは。ヘッドフォンで夜にひっそり聴いたりしていましたねぇ。(今もですけど^^;)
このバンドの特徴は、クソミソに酷い歌(エログロ系)・ノリのいいパンク系ロック・美しい曲がはっきりと分かれる所です。こんなバンドは他にはないでしょう。また、どの曲も歌詞に本音を吐いています。人間の汚いところ・だらしないところ・怖いところ・などなど。なのでこのバンドを聴いていると、自分の中の人間の本性・本能・弱い姿をえぐり出されるような気になり、何故か自然と涙が出てくるのです。不思議です。 下の3曲は、上記2アルバム以降に発売されたCDシングル曲です。『DOOR』に比べてかなり洗練された曲ですが、この曲を聴いても十分このバンドの特徴は掴めるかなと。でも、僕の中での銀杏BOYZは『DOOR』に集約されていますね。ドロドロな世界です。また、お勧めの曲と聞かれたら『君と僕の第3次世界大戦的恋愛革命』に入っている『東京』という曲を勧めます。泣きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿