2010年11月10日水曜日

数字論(数字に弱い理系出身orz)



久々の投稿である。...本当か?
最近、数字の事について語られている本をよく読んでいる。読んでいると、本当に自分は数字に弱い丼勘定人間であると痛感させられる。本当に僕は社会人なのだろうか?orzちなみに僕は数学科出身である。学生時代はそれなりに(!?)数字に強いと思っていた。しかし、それは単に「数字を求める経緯に興味があった」だけの話であり、「世にあふれた数字を正確に把握したり収集する」事や「数字に対して冷静な判断を行う」事が得意な訳ではないという話なのだろう。実際問題、家計や自分の小遣いには、まったくもって丼勘定だ。ははは。
例えば
1.藻谷浩介さん著「デフレの正体」より:「GDP総額は、人口の年代バランスに比例する」という事。おお!GDP減少はそれだけで問題視し、年齢バランス(よく言う少子高齢化)はそれで問題視していたが、それぞれの相関関係には頭が回らなかった。なるほどね~。つまりこの本には『地域間格差は数値で表せば存在せず、単純にお金を使わない富裕層の老人が増え、購買wantsのある若者は収入が少ない上に人口も減っているので、なおさらの事お金が回らない』という事が書いてあった。この本は面白かったです。(ただ都市地方の議論に関してはあくまで県単位で記述されており、県内・都内での差は議論されてなかったけど)
2.浅川芳裕さん著「日本は世界第5位の農業大国」より:まだこの本は読み始めたばかりですが、『食料自給率とは国産+輸入に対する国産の率であり、それ以上の意味をなさない』という意味の言葉が書いてあった。おお!そうですよね。僕はこれだけ食にあふれて売り切れなんてほとんど感じない、しかも国産農作物にあふれている日本の現状を肌で感じて「食料自給率41%」という数字に「そんなに国産が不足しているのか?」という疑問を常に感じていた。な~んだ。”率”だからか。そりゃそうだ。これだけ食生活が多国籍化してくれば必然と輸入も増える。でも率は絶対数なんて関係ないもんね。単に比率だから。という事は、日本には相当量の食料が余っているという事ですよ。
...しかし何故こんな事にも気づきがないのか?社会人として数値をただ単に眺めていたり、一番大切な絶対量の数値を自分で確認したり調査する事を怠っている証拠ですよね。学生時代に戻って、いろいろな事象の真理を考察していかないといけない。反省した今日この頃でした。おしまい!

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