何をどういう風に書いて良いのやら。
僕が出向している先の会社が、来月9日をもって倒産し、競合であった会社に事業譲渡される事が今日の午後4時に発表された。僕は社会人歴22年目だが、ずっと同じ業種に関わってきた。入社6年目の1996年1月に僕が所属していた部署・及び関連する営業部隊・開発・そして販売店2社が合併し、僕が今所属(出向)している会社が設立された。その時点で既に業界ではコンピュータ及び専用ソフトウェアの設備投資は飽和状態にあり、営業部の売り上げも落ち込んでいたので、前途洋々の会社設立というよりむしろ「不採算事業の切り離し」のようなものだった。そんな中で当時の時流だったMicroSoftの戦術にあやかり、Windowsでの業務システムを淡々と作り上げてきた。「業務を知らない」「無知」「使えないAP」などと叩かれながら15年。そんな中でもそれなりに業界では知られた存在ではあったし、3000社以上のお客さんから使われていた。でもやっぱりそういう中で自分達に甘えや驕りがあったのだと思う。公共事業が削減されたという逆風はあったにはあったが、それだけが理由ではない。出向先の会社を繁栄させられなかったのだから、僕は役目を果たせなかったのだ。全ての事業譲渡なので雇用は全員確保されるのはせめてもの救いだ。負け犬のような気分だな。
自分が無力だと感じたの3.11後だった。国際航業は津波被災マップを公開したし、全国の有志はGoogleMapなどを利用して炊き出しマップを作ったりしていた。でも僕たちは何も提供出来なかった。同じ地図に関わる仕事なのに。結局は、自分の目の前の仕事のみ仕事だと思い込んで、何か新しい物を模索しようという行動が不足していたんだ。
くやしいなぁ。
でも今何を言ってももう遅い。書いても何もならないが、この思いを今日ブログに刻んでおきたかった。
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