昨日、巨人vs楽天の試合があり、プロ入り3年目の大田君が初安打を打ち、そのヒットが決勝タイムリーとなりました。(良かった良かった^^)その打席を家に帰ってテレビで見たのですが、まさに必死に食らいつこう・次の打者へ何とか繋ごうという意識のバッティングだったと感じました。
僕は会社での会議でも後輩へのアドバイスでも「努力を繋ぐ事・情報を共有する事」などを強調しているように思います。これまでの社会人経験で、特定の個に頼るよりチームで考察して対処する方が好結果が出る事が多いと実感しているからです。「1人の100歩より100人の1歩」という言葉にも象徴されているように思います。というより個の力なんて、天才でない限り大した物ではないと思っているからなのでしょうね。
この繋ぐ力は、実はスポーツで実証されています。例えばサッカーや野球の世界大会です。確かに長友選手やイチローなど、運動能力が突出しているように思える選手もいますが、しかし日本が世界から強豪と見なされるようになった原因は、とにかく仲間へ繋ごうとするチームプレーでの連携攻撃なのだと思います。繋ぐ事の力をより高める為に個々人の技量を磨き、その上でチームプレーを皆で作り上げているのではないのでしょうか?
昔からの遊びに『伝言ゲーム』がありますよね。これって案外難しく、最初のセリフが最後の人に全く正確に伝わらなかったりします。その原因は「正確に聞き取ろう」と純粋に思わなかったり、うろ覚えに何か自分の余計な意思を加えたりする事で歪んでいくのではないかな?と思います。
今、日本ではこの繋ぐ力により凄い事が起きています。震災の際は、ツイッターやネットを利用して炊き出しの情報や自衛隊が補いきれない被災地状況を知らせてNPOや有志が助け合いを補完し合ったりしました。皆の思いがTVや報道などで繋がった事で、GWには何万人ものボランティアの方々が被災地に訪れました。原子力発電所の事故を知りその問題を実感したり考える事で、各地で脱原発のデモなどの動きも活発になりました。TVも今までのように報道しないわけにも行かず、NHKなどで取り上げられるようになりました。岩上安見さんの報道団体(Independent Web Journal) では、何と一般市民が報道主体者となり、報道のみならず支援活動などを生み出すというムーブメントも生まれてきました。凄い凄い。フリーのジャーナリストの方々や学者の方々も、今まで個々で主に活動していたのがコラボレーションのような動きも見えるようになりました。これこそ繋ぐ力なのでしょう。しかし、この繋ぐ力は相手を理解しようとする受け入れの心と、普段からの経験や知識があってこそ成立するのだと思います。
立場を超えて何かを繋ぐ。世代を超えて大切なものを残す。世界が平和である事を願う為に語り合う。その為に自分の無知を認識し、謙虚に普段からいろいろなモノを吸収する姿勢は死ぬまで持ち続けよう、と考えたりする今日この頃でした。
私は高校野球やっています。私も全くそのとおりだと思います。みんながつなごことが大事であって、野球で言うならばみんながホームラン打つよりヒットやバントなどつなぐことが大事だと思います。この記事を読んで改めてそう感じました。
返信削除うわー、僕の投稿を読んでコメント入れてくれて、とても嬉しいです!高校野球ですか。いいですね。そろそろ夏の予選が始まりますね。ご活躍をお祈りしています!ありがとうございました。
返信削除上記コメントは私です。
返信削除記入者の指定方法がわからなかった(T_T)