まぁ、さっきの愚痴書き込みの後でこんな事を書くのもなんだが。敗者の戯言のようで。でもずーっと思っている事を書きたい。
そもそも僕は教師志望で、世の中の事(特にお金)にあまり関わりたくないと学生時代は考えていた。中学時代に今は亡きオヤジとある事で確執があり、「お金なんてクソくらえだ!俺は生きたいままに生きたい!」という甘い?考えでいた。そんな僕が何を思ったか教師をあきらめ(教師は既に余っていたから)商社に就職し、今こうして働いている事も不思議なのだが(笑)。そんな僕だからこんな事を考えるのだろうか?
僕は、今日本で行われている資本主義という名のマネーゲームはかなり変な状況を生み出しているように思う。例えば今日、『菅総理が浜岡原発停止を決めたので、中部電力の株価が暴落した』という呟きをTwitter上で見かけた。その文面だけ見ると、まるで菅総理の英断が悪い事かのような内容に受け止められた。僕は思う。「はぁ??福島のあの悲惨な放射線被爆の状況を見ても、まだ原発廃止を強く訴えられないのだろうか?自分がその立場に立ってみなよ。菅総理の浜岡原発は英断。むしろ原発全面廃止へのマップを早く示して欲しいくらいだ。それと中部電力の株価暴落を並べて論じる事が正しいのだろうか?」と。(株価自体、何を根拠に数値化されているかも怪しいものだが...)
僕の思いはそれだけに留まらない。僕は経済の素人だが、そんな事は構わず言えば、僕から言わせれば経済とは「単なるお金の循環」だ。世の中には善意の行為が多々あるにも関わらず、興味を惹いたり目新しいものなどに投資が必要以上に行われるため、善意ある行動がお金の循環に入れない事がある。また生まれながらにして貧困な人達はそのお金の循環ゲームに加わる前にハンディを背負っている事も多く、そういう実力や人間性に富の配布が比例しない事を「世の中は厳しいんだ」なんて良く判らないセリフでスルーしてしまう。これってありなのか?
もっと言おう。今行われている資本主義とは、「先代から延々と引き継がれたモノポリー」みたいなものだ。破産するまでグルグル回る。延々とゲームは終わらない。先に金のなる木を見つけた者が富を淡々と得る事ができる。持たざる者は支払うのみ。財産没収のババを掴まなければ金持ちは延々と金持ちで、貧乏はどんどん貧乏になる。僕は収入面で恵まれる部類に入るのでこんな事いう立場にはないのかもしれないが、今の若者の雇用状況や多くの中小企業の倒産を知るにつけ、「なんでこうなるのか?」と不思議に思う。国は国債発行額ほぼ1000兆だと言う。確かにそうだ。しかしその国債を購入しているのは国内企業と市民だ。”国”を国家と民間を両方で見た場合、日本は黒字です。しかも特別会計なんてよく分からない国家資産もある。なのに何故その資産をなるべく公平に分かち合うように循環できないのか?「日本ほど貧富の差がない国はない」うん。それが何?いい事じゃないか。だから何だと言うのか?何故に良い事をあたかも特殊な事のように論じて、グローバリズムという世界状況がデフォルトなんだと思おうとするのか?もっともっと貧富の差を無くして(というより絶対的貧困を廃絶して)「日本はこんなに住みやすい良い国なのです。」というアピールをしようとしないのか?東北は被災で土地や住居・職を失った人々が数多くいる。しかし復興支援金はやっと閣議決定された(4兆円)。しかも財源確保のために増税との意見あり。いやいや、まずは特別会計枠をオープンにして今ある税金で考えようよ。そうしないと結局「お金の循環」は小さくなる。しかもその循環ゲームに東北の業者や市民が加わる保障もない。おかしいよ。
子供みたいな事をいうかもしれないが、トランプや麻雀だって、一旦清算(ゲームオーバー)してカードや牌・点棒を配りなおすではないか。それは勝った者が勝ちすぎないために施されるルールであり、なるべく多くの人がゲームに参加できるようにするためだ。清算時だって「あぁ、まぁこんな程度でいいよ。あとは要らないから」なんて勝者が言う事が美学だったりするんじゃないのかね?丼勘定の美学。後輩に対する先輩の心。僕は今の日本で行われている資本主義はとても排他的であり、かつ飲み会の清算を1円単位で割り勘しようとする、同じ立場の者同士が行う『何ともせせこましいお金のやり取り』のような気がして仕方がない。金持ちに限って子供手当や高校無償化(確かに高校無償化は僕も違和感あるが)などを「バラマキ」なんて言う。いいじゃないか。市民の資産なのではないのか?困った人に与えて皆でゲームを分かち合う事が何故バラマキなのか?僕は今問題視されている年金なども合わせて、本気でベーシックインカム制度を導入すべきではないかと考え始めている。皆が細やかな幸せを感じて、笑顔でいられる世の中が一番望ましい世界だと思うのだが。
あぁ、やめた。今の僕には何だか負け犬の遠吠えを言っているように思えてきた。
0 件のコメント:
コメントを投稿