2011年8月25日木曜日

地域主権は正しいのか?

もう国政のニュースは本当に空しいものが多いね。大連立・無駄を省く事無く増税・2009年の政権交代時の意気込みはどこに行ったかのような元戻り現象。確かに子供手当ては満額ではないにしろ配られているし、再生エネルギー法案やNPO税制など(全然話題にならないけどね)民主党が頑張っている部分はある程度認めます。異論はあるかも知れないが、僕は自民党政権・特に森政権以降(小泉政権では少々騙されたが)の政治よりは前進しているとは思う。手法にはかなり問題ありそうだけどね。でも一番問題なのは、どうも民主党の多くの議員は政権交代時の国民の期待の大きさを理解していないようで、2009年に掲げていた方向性を逆行するような策を提示してみたり、現実主義的な妥協が目立つよな。これで国民生活が改善されればまだ良いが、震災の影響などもあって失業問題や格差も解消されていない。でも、イギリスのようにその内きっと日本でも若者や失業者の暴動が起こるよきっと。民主党政権は今のうちに引き締めなおした方がいいね。

では地方に主たる権限を渡して自由裁量に任せればよいのか?と言えば、僕は懐疑的だね。だって地方には殆ど自動車が通らないような高速道路や、ろくに使用されない空港など、無駄な公共事業施設が溢れ返っているんだよ?これは地方に先見性は将来の展望など関係なく、ただ単に地方業者を潤せばいいや、なんていう安易な発想があるからだと思うよ。これは知事を始めとする地方政治家だけの問題ではなく、そもそもそんな政治家を選んでいる市民や、その状況をまともに考えない業者にも大きな問題がある。今話題になっている北海道の泊原発の運転再開問題も同じような構図だよ。(と言うか、調整運転とは言葉だけで実は普通に運転されていたらしいけど)先日テレビ朝日の『やじうまプラス』?で住民の声を放送していたけど、「良いも悪いもなく、運転再開してもらわないと困る」なんて人の声を聞いたら、例えそれが少数でもガッカリするよ。「なんでそうなるの?交付金が欲しいなら、せめて『住民の為に有効活用するから減らさないでくれ』と訴えて欲しいよ」と思うのは僕だけか?地元が反対しないと原発は止まらないって。

だからせめて国民は政治に積極的に、真面目に考える事がまずは必要だ。そもそも興味ないんだもん。困るのは自分達だぜ?無駄な金ばかり浪費され、その金は一部に滞留するだけで一般市民には還元されないのを見過ごしていても仕方ないだろうって。でもさ、僕が住んでいる埼玉県の知事選がこの前あったんだけど、投票率24%だって。おいおいおい(T_T)。勘弁してくれよ。まぁでも埼玉には無所属の若手議員も増えてきているし、しがらみがない政治家が増えつつある点に関しては、ほんの少しだけど光明が見えているような気がします。だからせめて駅前で繰られている政治家さんのビラくらい手に取ろうよ。そこから始まっていくんだからさ。

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