2011年6月23日木曜日

父の日の父親参観 ~幼稚園の先生は大変です~


日曜日(12日)は息子の幼稚園の父親参観日だった。チャリンコ飛ばして息子と一緒に幼稚園に行きました。

しかしウチの息子(3歳)はなかなか手強い奴だ。一度思い込んだら、それが実現しないとまるで言う事を聞かない。前の日までは「明日はパパと一緒に幼稚園だよ」「うん!」なんて普通に話をしていたが、当日の朝になると、まず「ママがいい!パパとは嫌だ」と始まった。おいおい、昨日までと話が違うじゃないか^^;なんて言っても奴には通じない。
「今日はパパと行く決まりなんだよね」
「ヤダ!」
この繰り返し。まぁ何とか気が変わったらしく行く事となったが、今度は出発間際に「アイス食べたい♪」ときた。
「いやいや、もう時間がないから帰ってからでいいでしょ?お昼前には帰ってくるよ」
「今食べたい」
この繰り返し。終いには泣き出す始末。困った奴だ。
「じゃあパパ一人で行ってくるよ。○○(息子)はお家で待っていて下さい」
と言って出て行こうとすると、しばらくして「...わかったよ」とやっと出発してくれた。チャリンコ置き場で同じ幼稚園のお知り合いとバッタリ出会う。知人のお父さんは「僕、昨日この参観の事を聞いたんですよ。父の日なのに父親が子供を送っていくのもなんですよね。シャレが効いているというか。ちなみに幼稚園の場所を知らないので一緒に行ってください。」爆笑。僕と会わなければどうするつもりだったのだろうか?

幼稚園に着いて、息子と教室に向かったのだが、息子は中々教室に入ろうとしない。??教室に入ったら、いきなり男の子と遊び道具の取り合いでケンカのようになる。「おいおい^^;だめじゃないの」と止めようとしたら、その相手のお母さんが「あ~、いいんですよ、ウチの子と○○君(僕の息子)はいつもこうやって戦いゴッコしているんですよ♪」...様々な見方があるものだ。どう見ても2人は本気だったのに。しばらく見ていたら、どうもウチの息子はまだクラスの輪に入り切れていないようだった。仲良くしたいと友達に接してもうまく表現できなくて、押したり叩いたりしている。でもこの年齢の子供は集団行動がうまくできるわけもなく、人見知りする子はこんな感じになっちゃうんだろうな、と僕の子供の頃を思い出しながら黙って見ていた。そうしているといきなり僕のところに走って抱き着いてくるので、首から提げていたデジカメや腕時計に頭をぶつけて痛がっていた。可哀想な事をしたと思ったが、ちょっと笑っちゃったりした(ごめんね)

父兄は一旦教室から出るように言われ退室すると、息子は何度か教室から脱走して僕の所に来た。他の子達は大人しい子が多いらしく、脱走なんてするのはウチの息子だけ。何度目かの脱走のとき、先生が追ってきた。「○○くぅん、教室入ろうよ、ね?ね?」ウチの息子は明らかに嫌がっている。先生に半ば無理矢理教室に連れて行かれ、渋々ながら息子は席に着いた。ちなみにこの幼稚園は1クラス2人担任制です。またその御2人とも若い女の先生だ。大変だろうなぁ、年少さんクラスの担任は。しかも可愛いし。あっそれは関係ないか^^;

その日の授業は「お父さんと一緒に小麦粉粘土を作って、いろいろな形を作って遊ぼう!」というものだった。こういうのは僕は大好きだ。「おうちでホットケーキを作るのに似ているね~♪」最初は楽しく2人で作っていたが、そのうちに「僕だけでやる~」となった。しばらく息子の思うがままにさせていたが、
「ねぇパパにも少し頂戴♪」
「やだ~」
他の家族は小さなオブジェをお父さんが手伝いながら作っていて、可愛い作品が並び始めていた。ウチだけ何も作品なし。先生が「何作っているの?○○君♪♪」と訊くと「バス~」とただ練っただけの大きな粘土の塊を自慢げに見せていた。「へ~、かっこいいな~」と先生のリアクションには明らかに無理がありあり。暫くすると今度は少し長めに粘土を伸ばして「見て見て~♪」と大きな声で叫び始めた。
「今度はなぁに?○○君♪」
「チ○ポ~♪♪」

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普段から「ドリフのDVD」や「クレヨンしんちゃん」を好んで見ている悪影響が思い切り露になった(笑)

「...ははは」
先生は引きつりながら笑っていた。

人の粘土を取ろうとしたり、作ったものを壊そうとしたり。その都度「おいおいダメだよ!」と慌てて止める。困った奴だなぁT_T

でも最後の帰りの会では楽しそうに先生の紙芝居を見ながらお別れの歌を歌っていた。ホッ。帰り際に先生に「本当にご迷惑をおかけしていますが、今後も宜しくお願いします。<(__)>。ウチの奴は厳しくしてもらって構いませんので。」と言うと「いえいえ、こちらこそお願いします。では厳しくさせてもらいます(笑)」と言ってくれた。いやいや、幼稚園の先生は本当に大変だよ。よくまぁここまで何も出来ない子供達を大人しくさせる事ができるようになったものだ、と感心した。

帰りがけの自転車で、息子は僕に「楽しかったね~」と言っていた。おおそうか、楽しかったのか。良かった良かった。幼稚園はそれが一番だ。
「御家でも粘土で遊ぼうね。でも、お友達の作ったものを壊したり取ったりしちゃダメだよ」
「なんで~??」
「(な、なんで~?だとぉ??)だってお友達がせっかく作ったんだから。お友達悲しくさせちゃいけないよね?○○(息子)だってそんな事されちゃ嫌でしょ?」
「いいよ~」
「(へ??)でもこの間読んだ絵本に書いてあったじゃん。お友達の作った積木の家を壊しちゃって、『ごめんね』って謝ってたじゃん。」
「??知らな~い」

・・・どうもウチの息子には道徳心を一から叩き込まなければいけないようだ・・・

でも、男の子だからね。少々悪くても正義感の強い子になってくれればいいか!!
と、最後は親バカで終わる今日この頃であった。

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