フェアトレード:公正な貿易(商取引)
今週、マル激トークオンディマンドにて特集として取り上げられたテーマです。
「フェアトレードで被災地支援を」
このフェアトレードという言葉は、僕が今までTwitterやブログで語ってきた『資本主義の歪み』という提言に対する答えを大変適切に示していたので、ブログに書き留めておこうと思いました。
すなわち
1.生産者に対する買い叩きを行わず、公平な立場で利益を分かち合う
1.困っている地域の商品を購入する事で援助する
1.生産費用をファンドなどの基金で供給し、生産物や生産者利益により還元してもらう
1.安い労働力を探す事で、大きな効率化などによる利潤を追い求めない
1.地域地場産業を支える事で助け合いの精神を生み出す
などである。
僕は行き過ぎた新自由主義思想が台頭してきた頃から、資本主義(特に日本)が歪んできたように感じていた。高い利潤の投資商品や、効率化をやたらと強調するビジネス理論を見るにつけ、口ではうまく言えなかったが「何かが違う」と心の中で思い続けてきた。僕は自由主義思想は嫌いではない。むしろ好きだ。しかし今は行き過ぎている。そう思っていた。そして今、このフェアトレードを知ることで「この精神が僕が今まで言いたかった事なんだ」と嬉しくなった。この精神は助け合いや支援や無利子ファンドやカンパ・ボランティアなどに通じていく。そして地方自治などの「自分の地域は自分たちで守る」という自立精神に繋がるものだと思う。そして地方自治や国のあり方を模索する事で世代間の繋がりを生み、共生の社会が生まれるのではないかと思いたい。
結局は「自分を助ける為には他人を助ける事」なんだろうな。身近な人達からの連鎖(家族→親戚→友人→近所の住民...)が住みやすい社会を生み出すのだろうな。フェアトレード。この言葉と精神を忘れないでおこう。
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